ぽかぽかウンティの自由帳

ぽかぽか動物園から投稿します。

パンピープログラマをエンジニアと呼ぶのはおこがましい

今や誰でも使いこなせるような技術で Web サイトをつくっているだけで「自分エンジニアっす」って言っちゃうときに後ろめたさを感じる。

実装のやり方なんて日本語ドキュメントあるし、Google などの検索エンジンで検索すればいろいろな TIPS がヒットする。

今や小学生でもアプリをつくっちゃう世の中らしい。コンピュータサイエンスが英語みたいに一般教養となりつつあるのかな。

こんな専門性の欠片もない底辺プログラマをエンジニアと呼ぶのは、工学系のガチエンジニアたちに対して非常に申し訳ないと感じてしまう。

組み込み系やゲーム系のプログラマは Web に比べると専門性やハードルが高いと感じる。

Web 系は情報が溢れていて技術的な選択肢もたくさんあってベンダー依存よりはオープンソースが盛んで凄くいい環境だとも思う。パソコンが1つあればいろいろ学べる。

サーバーのリソースも潤沢になってきて、本当に職人レベルのチューニングを要求されるコーディングよりは、誰でも理解できるシンプルで保守性の高いコードを書く方が良しとされる点も Web のやりやすい環境だ。

イケてる言語やフレームワークのおかげで Web プログラミング自体の専門性は薄れてきているので、エンジニアというよりはセレクトショップの店員みたいなイメージを持ってしまう。

しかし作って終わりではない、できる限り継続的メンテナンスを続けていくような場合に、後の運用や拡張性を考慮した選択や設計が非常に重要になってくる。アーキテクトな部分の経験やスキルは今後も価値は残り続けるのではないだろうか。


話は飛ぶが、


カドカワンゴの「コンテンツの秘密 ぼくがジブリで考えたこと」にも出てきた「いいアニメーターは頭の中のイメージをそのまま描ける」的な話。有名な画家も頭で捉えた風景をそのまま絵にでき、それが見る人にとって気持ちいい絵になっているから賞賛されるという話。

学生のころに美術の夏休みの宿題で絵を見に行って、そのときに写真のような絵を見てすげーって思ったことあったけど、その写実主義?的な絵はあまり評価されないみたい。

富士山って大きいなと思ってスマホで写真を取ると小さく写っていてあれ?ってなるのと似ている。脳は特徴を捉えて遠くのモノを大きく見せようとしているらしい。

ジブリの飯の描写がおいしそうに見えるのも宮崎駿監督の脳内にイメージがあって、それがブレずに描かれているからとのこと。

プログラミングだと自分が最初にバカ正直に考えたロジックをそのままコードにすると肥大化した手続きコードになっちゃうけど、練りに練って単純化(抽象化)してからコードに化すると他の人が読んでも理解できるものになる。

どちらも脳内のイメージを洗練させて、ブレずに身体を使ってアウトプットしていくという点で似ているのかも知れない。

あ、いや、それはそれでアニメーターさんに対しておこがましいな。

f:id:proxy0721:20151024172725p:plain